くつろぎスペースは、床部分に重心を向ける

インテリア雑誌を見ていて、何か違和感のある部屋がありました。

その部屋は、くつろぐ場所として紹介されたリビングで、確かにおしゃれで、整理整頓され、観葉植物もあって、清潔感もあるのですが、温かみがある、ないという問題ではなく、違和感としては、この場所にいて、目的であるくつろぎを得ることができないと思いました。

個人的なこの違和感の答えは、床にありました。家具のチョイス、配置、配色、まとまりなどについては、違和感はありませんでした。ただ、床がスッキリしすぎているという点で、くつろぐことができないと思いました。

その部屋は、全ての家具がピッタリと床に触れているタイプのモノではなかったので、床が全て見えるというデザインになっていました。個人的には、その方が、掃除がしやすいのでありがたいと思っています。

この床のすっからかんとした印象を埋めるのは、“ラグ”しかないと思いました。ラグではなくても、部屋全体に敷くカーペットをするのも、いいと思いました。

 

この事例で学べたことは、床に直接座ることがなくても、その部屋の用途である、気持ちを落ち着かせるためには、低い場所に対してアプローチしていく必要があるということが分かりました。

例えるなら、モロッコの部屋は、モロッコ独特の模様があしらわれているカーペット、ラグがいくつも敷き詰められ、隙間が見えないようになっています。低いタイプのソファが壁にくっついて配置され、モロッコらしい絵柄のクッションがたくさん置いてあるというのが定番だと思います。そこにいないのに、部屋を見ているだけで、落ち着く気持ちになるのは、低い場所である床の部分が充実しているから(その他には、低いソファであるということも重要なポイントであると思います)ではないかと思います。その他には、何もない部屋であっても、気持ちが落ち着くので、外せないポイントであると思います。

 

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