強姦犯のプロファイル

プロファイルの面白いところは、統計になるので、例えば強姦犯の特徴というのも、プロファイル的には、こういう人物であるという統計が出ており、内容が『犯罪者プロファイリング―犯罪行動が明かす犯人像の断片』で紹介されています。

“強姦犯のある群は、未熟で無口で受動的であると述べられている。彼らは学業成績が悪く、友人はほとんどおらず、熟練を要しない仕事に就いている可能性が高い。”p.18
酷い言われようです。
でも、統計で出てしまっているので、こういった内容になっています。
この内容をみると、社会的地位も、人間関係も、自身の自己肯定感的なものも、何も有していないような気がします。この状態では、どうにか、自分という存在をアピールしたいと思うのは、当たり前の心理ではないかと思われます。
また、この強姦をする理由としても、記されていました。
“強姦の目的は、主として犯人が自分の男らしさを取り戻すことによって自信喪失を解消することであることが多い。このため、この種の強姦犯は、パワー確認型の強姦犯と呼ばれている。”
恐ろしいことに、想像していた通り、自信喪失状態であるということが分かりました。
そして、男性は、何秒に1回は、性のことを考えるという本能があると聞きますので、男として生まれたからには、男を全うしたい。コミュニケーションも難しいと考えると、交際している人の存在もいないと考えられ、そして、相手は自分よりも弱い女性がターゲットになるので、遂行しやすいと考えられる。
ここまででも、興味深いですが、この先がもっと興味深い内容でした。
“強姦に際しての準備は、非常に入念で、犯行にまつわる詳細な空想を体系化していることが多い。事実、この種の強姦におけるひとつの大きな目的は、犯行後のマスターベーションのための空想の質を向上させ、膨らませるための材料を、犯行中の体験からかき集めることにある。”
強姦とは、暴力と、性的行為になるのだが、このパターンの犯人は、暴力はコントロールするために使用され、殺すまでには至らないそうです。そして、中には、被害者から、礼儀正しい強姦犯であったというケースもあるそうです。
マスターベーションが目的であるのならば、本や、DVDでもいいじゃないか?と思うのですが、うまくいっていない状況で、満足いっていない現状を打破することの中に、自分がコントロールしているという実感が欲しいのかもしれないと思いました。
自分が当事者であるということが重要なのかもしれません。
空想ばかりの毎日を、実現したいということで、こういった犯行に至るのかもしれません。
これは、、、学校に通っている段階で、なにかその人の個性であったり、将来を形作るものであったりを、教師なり、周りの大人が見出していれば、変わっていたのかもしれません。
本人は、コミュニケーションを取ることが苦手なのだと思うので、それを治すという発想ではなく、彼にしかないなにかを、引き出すということが必要ではないかと思うのです。
教師によっては、学生の輪の空気を読んで、いじられている人を、一緒になっていじるということをする方がいるというのは聞いたことがありますが、そうしてしまうと、教師の存在意義がなくなってしまうのではないかとも思います。
教師は、何があっても、生徒の味方である必要があると、思っています。
親とうまくいっていない生徒だっています。
そうなってくると、教師しかいないと思いませんか。
大変な仕事であるというのは分かりますが、こういった観点から、生徒を見てもらうのも、ぜひ検討してもらいたいと切に願います。

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