人間同士のコミュニケーションが、いちばんシンプルなやり方である

IMG_2443

Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学』の著者は、アップルのような方法で、人々と結びつきたいと願っている企業が、正しい方向を示す戦略を練りあげることができるのではないかと提唱している。

 

アップルは長いあいだ、技術用語を使わず、人間的な方法でコミュニケーションをとってきて、それをシステムに組みこんできた。人々はアップルに人間的であることを期待し、アップルがそうであることに感謝する。

アップルの最大の魅力は、機械的ではなく、人間的であるということに行き着く。

シンプルな精神を行うには、人間が、人間らしく活動をすることであると考えられる。現在では、人間なのに、機械的な作業を行ったり、ベルトコンベアーに乗っているように、淡々と与えられた作業を効率が良いとされる方法で、行っているだけになるので、人間らしくないのではないだろうか。

アップルでは、常に言ったことを守り、ずっと人間の言葉で話して経営が行われており、臨機応変に対応ができるのか、という疑問がある。

この疑問にも、この人間的な働き方にヒントがあると、著者は述べている。

シンプルな方法、言葉は、長い月日をかけて、人間同士が確認をしながら仕事と向き合い、ユーザーと向き合い、スタッフと向き合ってきたから、揺らぐことなく、受け継がれているのではないかと、個人的には思っている。

技術者だけではなく、すべての人が共通の意識を持っていることも、当たり前ではなく、とても難しいことであると、個人的には思う。

スティーブ・ジョブズ氏は、それを実現するために、技術的な用語を一切使うことなく、人間が、人間にコミュニケーションを取ってきたという、地道な方法が、このシンプルを実現しているのだと思われる。

シンプルとは、人間が、人間に対して伝えたいことを、ややこしいやり取りなしで、コミュニケーションを行っているということが、いちばんのシンプルの精神なのであるということが、垣間見ることができる。

 

気づくかどうかは関係なく、あらゆる細部が大事なのだ。

アップルの商品については、細部にまで、こだわっている、気心が届いているというのは、使った人なら感じたことがあるかもしれない。

アップルでは、商品だけではなく、その商品を包んでいる箱、そして、それを売っているストアにも、こだわりが見える。

そして、とてもシンプルであることが、一貫して伝わることであり、シンプルでありながら、ワクワクするようなデザイン性が、ほぼ半分以上の方が、「クール」であると感じるのは、アップルの最大の魅力である。

シンプルでありながら、ワクワクさせてくれるデザイン要素が組み合わさっているので、話題性もあり、使っていても飽きが来ることなく、長年使い続けることができるという、デザインと実用性のバランスが実現している。

だから、ここまで人間に受け入れられるメーカーとして、信頼される商品となり、結果的に打り上げが上がっているという、ビジネスモデルが出来上がっているのではないかと、考えられる。

 

註:『Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学』ケン・シーガル NHK出版 2012-05-23

人間同士のコミュニケーションが、いちばんシンプルなやり方である” への3件のフィードバック

追加

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

WordPress.com Blog.

ページ先頭へ ↑

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。