教育とは、人を信じることである

IMG_2323

写真:乃木坂

教育者に聞いたら、どんな答えが返ってくるのか、是非とも聞いてみたいところです。

ひとつの意見として、少年院での理念をご紹介します。

 

生活リズムを正しく矯正していくことで、少年の心までも矯正することができるとし、健全に育成されていくために、大きな効果があるとされ、この考え方が、理念として、少年院には、長きに渡り存在しているのだそうです。

 

少年院は、育て直しを行う場として、規則正しい生活を送ること自体が、少年達に与える影響の中の一部である、「教える」という行為があります。ですが、この教育の中には、根底として、「育てる」と言う要素があると言うのです。

 

「教える」については、いくら、たくさん教えたとしても、「育てる」と言うことをしなければ、成長することができず、結果的に、健全な育成とは言えないのだという。

 

ここからは個人的な解釈ではありますが、心が育っていない状態だと、教育をしても、その内容を理解することができないのではないかと思ってしまいました。

頭では理解することができるかもしれませんが、心、精神がついていかないと言うことです。

 

この「育てる」という部分は、いくら言葉で言ったところでは、頭で考えるだけになるので、体験をすることが大事であるとし、少年院では、集団生活を送ることで、行われているのだそうです。

集団生活の中には、人との関わりによって、様々な気持ちを味わうことができ、この心の育ちには欠かせないのではないかと、個人的には思います。

 

だが、この「教えて」「育てる」の「教育」が、実行できるのは、お互いの信頼関係を築いてからとなるのが前提である。

要するに、信頼関係を築くことができないと、教育することができないと言うことです。

 

教育を行う前には、人間社会で生きていく上で、最低限、必要となる要素は、「人を信じること」ということが、ここで分かりました。

信頼できなければ、疑ってしまい、聞く耳ももたないというのは、大人も一緒ですね。

 

「信頼関係」→「育てる」→「教える」と言う順番で、「教育」が実行できると言うワケです。

 

 

註:『少年非行の行動科学―学際的アプローチと実践への応用』小林 寿一 北大路書房 2008-05

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

w

%s と連携中

WordPress.com Blog. テーマ: Baskerville 2 by Anders Noren

ページ先頭へ ↑

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。