鑑別面接の方法を、教育者も行うべきである

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写真:新宿伊勢丹前の交差点

 

少年鑑別所では、面接が行われるそうです。

面接の内容は、非行を行った少年たちは、自分自身の思っている気持ちであったり、抱いている感情を言語化することが苦手であり、さらに、考えるよりも先に、行動をするタイプが多く、また、気分が落ち込んだり、嫌な気分になったときには、不快な体験をすると、それについて深く考え、自分が落ち込んでしまうことを避けるために、それについて逃げ、処理しきれない感情状態を、非行によって発散している場合も多いのだそうです。

このパターンは、多くに当てはまるのだそうです。

 

こういった傾向を考慮すると、少年の心の中ですでに、明確に意識されていることのみを、聞き出していく作業だけでは、少年の深層心理は分からない。

その部分を理解しなければ、少年を救うことができないからであると、考えられる。

この少年を救ってくれるのが、鑑別面接をしてくれる鑑別技官となる。

 

少年の心の中を、明確化し、整理し、意味を汲み取っていくというプロセスを踏んでいってくれるので、少年自身を受け止めてくれる役目をしてくれているというワケです。

 

少年を相手にするということもあって、慎重に行われることが伺えるが、話の進め方は、少年の気持ちを、何かに例えて、共感を得ながら、探っていくのが主流のようで(担当によると思われるが)、少年の反応を手掛かりにして、別のフィードバックを返すということを繰り返し、キャッチボールをしながら、根気よく進めていくことが大事のようです。

このプロセスを踏むことによって、少年自身が、自分の内面に目を向けるように、自然となっていき、自分なりに考えを深めることができ、その考えを、相手に伝える努力を始め、そのことによって、内省(ないせい:反省)であったり、洞察を促すという、プラスの循環を生んでくれるのだそうです。

 

この他に、少年には、規則正しい生活を送る指導も行うと思われるのだが、この鑑別面接は、アセスメントのための面接であって、非行性を除去するような治療的な目的のためではないのだが、この行いは、保護者、教育者も行うべきではないかと、個人的には思っています。

この手法は、保育園や、幼稚園の職員も、0歳から、この手法で子どもたちの気持ちを受け止めていたら、もっと非行少年は減っていくのではないかと、思っている。是非やってくれないかと、全国を回りたいくらいの気持ちです。

 

 

註:『少年非行の行動科学―学際的アプローチと実践への応用』小林 寿一 北大路書房 2008-05

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