日本とイギリスの学び方

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写真:イタリア「ローリス・マラグッチ国際センター」

 

強制的に、そして、一方的に学びが押し付けられ、それについていけなければ、排除されるのが、日本の学びの場ではないかと思っている。

 

日本では、うまくやれば問題なく、単位だって取れるというのが大学ではないだろうか(全てに当てはまるわけではないが)。

優しさというべきだろうか、それとも、放任しているのだろうか、諦め、妥協、希望を持たない、そんな感じなのだろうか、教師として、そんな教え方をして、本当に楽しいのだろうか、教師として、誇りを持てるのだろうか。

学校は、学びの場なのであり、ただ一方的に話しをしているだけの場所ではないと、個人的に思っています。現在では、スマホで授業を受けることができるようになってしまったので、人との対話をする機会が急速に失われてしまっているという危機を感じています。

 

例えば、ただの試験勉強は、1人でも、できるかもしれませんが、学びを深めたり、感受性を豊かにするには、人の力が必要です。

学びの場として、人との繋がりを持ったり、様々な価値観を肌で感じることによって得られるものが、学校ではないかと思っているのです。

 

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“環境中のミネスのゲーム” google翻訳

”身の回りにあるカモフラージュゲーム”というような、意味だと思います。

 

イギリスの大学では、教室の定員は多くても、30人〜40人で構成されており、これ以上大きい規模はなく、10人〜5人のパターンが多いそうで、少人数制で学びが行われるのだそうです。

そうなると、サボってしまうとバレてしまい、楽をすることが出来なくなります。こうやって書いていて、不思議ですが、大学には、何しに行っているのか?ということを問いたくなります。

大学に行くのは、何のためなのか、学びに行っているのに、学ぶ姿勢がなっていないとイギリスの講義風景を知って思います(実際に見たことはありません)。

 

そして、授業の進め方は、講義の前に講義で使用する参考文献を、読んでこなければならないというのです。1冊ではなく、多くて14、5冊にもなるそうです。

ですが、読んで来なければ、授業についていくことも出来ませんし、講師と対話することも出来ません。イギリスの大学の授業では、あーでもない、こーでもないと、対話や議論をするのが一般的になるので、知識をしっかと、頭に入れていなければならないということです。

 

日本の大学では、本を読んでいるだけという講師を、何人も見てきましたが、本を読むなら、1人でだって出来ます。学びは、その先にあり、その知識を元に、対話をするということが、イギリス式の学びであるということなのだそうです。日本では、一体何を学ばせたいのか、どういう目的に向かっているのかが、分かりにくいことに加えて、面白くないのです。しかも、これが学びであるとして、インプットされてしまうというのは、教育環境としては、悲しい現状ではないでしょうか。

人と対話、議論をすることによって、刺激し合い、学びが深まり、様々な視点で考えることができ、発見があるのだと思います。この学びは、試験で点数を取ることよりも大切なことではないかと思うのです。

 

個人的には、イギリスの環境は、羨ましく、日本の大学の講義はつまらなかった印象しかありませんでした。自由に選択をすることができるだけで、授業の内容は、規模が大きくなっただけで、一方的な講義を聞くことは、小学から変わっていないと思っていました(ゼミは異なるかもしれませんが、イギリスでは、全ての授業がこのような形式のようなので、羨ましい限りです)。

 

これだけ、学生との距離が近いので、講師は、熱心に教えなければならないということもありますし、講師は教えること、その学問に対して、好きでなければならない、常に学んでいなければならないことになります。

個人的には、これは、教育の現場では当たり前のことであると思っていますが、日本では、これができていないと思うと、悲しくて仕方ありません。

 

この状態ですと、大学生になっても、行き着く先は、個人なんて関係なく、単位が取れていれば、それでよいということになり、その人の個性を見ることも、知ることもなく、成績だけで判断されてしまうということです。講師も、個人を触れることなく、お互いの意見が交わることなく、淡々と仕事をするだけとなり、血も通わないような毎日を過ごしているのではないでしょうか。

やる気がどちらにも、感じられないのですから、ここからは、何も生まれないということです。日本は一体どこに向かっているのでしょうか。

 

註)『大人の国イギリスと子どもの国日本』/著者:マークス寿子

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