農村部は、ヤマアラシのジレンマ現象

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犯罪学の本場と言えば、アメリカになるのだが、必ずしも、アメリカの研究結果と、日本でも同じことが言えるのかというと、そうではないのだそうです。

 

例えば、アメリカでは、暴行、強盗、窃盗の発生率は、農村部の方が、都心に比べて低く、殺人にいたっては、人口1万人以下の町村の方が、人口1万〜2万5千人の町村よりも、高いというデータがあるのだそうです。

 

ここから分かることは、アメリカでは、大都市の方が、農村よりも、重大な犯罪が起きやすいということが言えるのです。

 

ただし、人口が25万人以上の都市の方が、人口10万人〜25万人の都市に比べて、発生率が低いという傾向もあるのだそうです。

 

 

この話の流れで、分かってしまうかもしれませんが、日本は、この逆になるということなのです。

 

日本では、殺人に関しては、農村部の方が高いという傾向が分かっているのです。

都市では、テロ的な行為が目立ったりしますが、圧倒的に、農村部の方が、殺人は多いというのです。

 

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個人的な意見ですが、農村部の方が、人間関係が良好で、温かみがあると思っていたのです。

ですが、この直感は、あながち間違いではないようです。

 

なぜ、農村部が殺人率が多くなってしまうのかというところですが、その理由も、しっかりと分かっております。

 

この、良さであると思っていた、人間関係の濃密さが、どうやら影響しているというのです。

 

人間関係が物を言う農村部だと思いますが、この濃密さが、いったん拗れてしまうと、どういうわけか、殺人にまで至ってしまうということなのです。

 

助け合って生きていかなければならないということもあり、周りの住民は、他人ではありますが、家族のような存在になるのかもしれませんね。

 

女性は、家族間などで、不満があると、家族を殺害してしまうことだってあるのですから、その傾向で行くと、考えられなくもありません。

 

 

この農村部といっても、北海道、東北各県は含まれないという、面白いデータがあります。

 

犯罪の傾向としては、気候にも影響されるというデータがあり、暖かい地域では、暴力犯罪が多く、寒い地域では、財産犯罪が多いと言われていることもあり、この件については、日本も若干当てはまっているように思えます。

 

この農村部の現象を、トゲが生えているヤマアラシ同士が、仲間を求めて互いに近づこうとすればするほど、相互に傷つけあってしまうという、ジレンマのようであるとも、『殺人犯罪学』の中では、絶妙な表現がされています。

 

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個人的な見解なのだが、寒い地域である北海道にお邪魔する用事がった際に、人間観察をしていると、ほとんどの人が、サバサバとしている、いい意味で、距離を取ってお付き合いをしていると思ったのが、第一印象だったのを思い出してしまいました。

 

北海道の農村が今まで問題なく、長い歴史を重ね、人々との付き合い方も、絶妙な距離感を保っているというのは、北海道民の方々には、DNAの中に組み込まれているのではないかと思ってしまうほど、揉め事なく生きて行く知恵として、人々の生活の中に、しっかりと根付いており、そして、これからも、受け継がれているのかもしれないと、思ってしまいました。

 

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