肌で感じた、イタリア・マンマの愛

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イタリア人のほとんどは、カトリック[※1]で、街の中には至るところに教会があり、そこでは、定期的なミサが行われたり、日常的に教会に行く習慣もあります。

キリスト教ということもあってか、家族間の絆をとても大切にしていることが、イタリアにいると感じることができます。

 

お世話になったホストファミリーの方も、時々教会に行ったり、何かあった時にも教会に行ったりしていました。

そして、自分の母、娘、息子と、離れていても、いつも連絡を取り合っている姿が、とても印象に残っています。

 

家族間の絆を大切にしているとはいえ、DVの問題(男性から女性へ)も、日本と同様に存在しています。

イタリア人は優しく、家事を手伝ってくれるという情報を、メディアで知ったのですが、実際には、80%ほど(たしか)は、日本と一緒で、女性が家事をしているのだそうです(イタリアで流れていたCMの情報です)。

 

イタリアのマンマは、掃除好き、アイロン好き、料理好き、世話好き、であると勝手に思っていましたが、そうでない方も、もちろん、いらっしゃいます。

家を綺麗にすることは、当たり前という感覚が、イタリアにはありますが、家族が、快適に過ごせるように、家に帰ってきたくなる環境にして、安らぐことができる場所を維持しているのですから、これも、愛情の表れであるということが、分かります。

 

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アメリカの、子どもに対しての教育方法は、早く自立を促すということに対して、イタリアでは、個人的な見解では「なんでもやってあげる」です。

 

だから、なんでも話して、なんでもしてあげて、という感じに見受けられました。

怒らないのかと言ったら、そういうワケでもありませんが、公共の場で、叱っているのは見たことがありません。子どもも、ママが言うなら仕方がないと思っているのかもしれません。

それほど、母と子の仲は、ベタベタとしています。

 

それは、大人になっても続きます。大人になると、尊敬に変わっているようにも思えます。

一生大切な存在であるということが、肌で感じることができます。

 

イタリア人男性は、マザコンだとか言いますが、それの何が悪いのか、私には分かりません。

母親の愛情を、たくさん受け取ることができるのは、幸せなことではないでしょうか。

心理学的に見ても、健康な状態であると言えるのではないでしょうか。

 

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ある日の帰り道で、学校を終えた小学生たちが、下校途中にふざけ合っている場面に出くわしました。

ふざけ合っているのは良くあることなのですが、この時は、他人から見ても、分かるほど、ちょっと、いじめの要素がありました。

明らかに、女の子が嫌がっているのに、2人の男の子たちが、女の子のカバンを柵の向こうへ放り出してしまったのです。楽しんでいればいいのですが、明らかに嫌がっていました。

柵は、飛び越えることが難しいほどの高さだったので、その女の子は、わざわざ回って、困った様子でカバンを取りに行っていました。そして、また、その2人の男の子のもとへ戻りました。

彼らのいた場所は、児童館の前だったので、約束があるのかもしれないと思って見ていました。

 

この「いじめ」だと思われる場面を、見たときに、イタリアでもあるんだなと、素直に思ったこと以外に、家に帰ったら、優しいマンマが迎えてくれるのですから、どんな嫌なことがあっても、乗り越えられるなぁと、感じたのです。

綺麗な家に、優しいマンマ、美味しいご飯がある環境は、何事にも代えることができない幸せですし、子どもにとって、最も大切な環境ではないかと思ったのです。

 

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日本には、この大切なことが、欠けているのかもしれないと思ってしまいました。

 

最も基本的なことで、大切なことなのではないかと、個人的には思いますが、仕事に追われてしまっている日本で、これを実現するのは、とても難しいことなのかもしれません。

 

もし、これができるなら、自殺をすることだって、犯罪を犯すことだって(自殺の願望と、殺人は同等の感情であると思っています)、抑止することができると個人的には思います。仕事も大切なのですが、家族を大事にすることで、大事なことを忘れることなく、人生を歩んでいけるのではと思っています。

 

 

イタリアでの自殺についてですが、宗教的な考えもあり、自殺はいいものと考えられていないこともあり、どんなに辛くても、自分を殺めることは日本に比べて少ないようです[※2]。

 

イタリア人から聞いた話では、お年寄りの自殺が多いと聞きました。年配になると、絶望感に襲われ、迷惑をかける存在になってしまうことに、耐えられなくなるという感じでしょうか、そんなニュアンスに聞こえました。日本でも、お年寄りの自殺が存在しているので、なんとなく、理解できます。

 

最近では、不景気によって、40代の男性が自殺をしてしまうという兆候もあるそうです[※3](2013年の情報になります)。男性特有の感情でしょうか。日本でも、借金で首が回らなくなって、自殺をされる方や、責任を取って自殺をするという方もいらっしゃいます。

 

分からなくもないですが、陽気な国であるということも、神話なのかもしれません。

 

 

[※1] イタリア基本データ|外務省

[※2] イタリアの自殺率は日本の3分の1以下ですが〜

[※3] イタリア、不景気で自殺率40%増加

 

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