犯罪は、ストレス反応の”マッチ理論”によって引き起こる?

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ストレスについて取り上げた『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』に記載されていた内容で、気になったことがあるので、取り上げました。

 

「ストレス」というコトについては、過去に研究がされているそうで、その中には、ストレスによって「闘争・逃走反応」が、引き起こるという報告があったそうです(ウォルター・B・キャノン)。

 

この反応は、恐怖や、怒りの感情になった場合、生理機能にどのような影響をもたらすのか?という実験のもと、発覚したモノになります。

 

動物に対して、身の危険を感じた時には、動物の体内では、アドレナリンが分泌されて、交感神経活性が高まっていくことで、心拍数が上がり、呼吸が速まり、筋肉が緊張していきます。そうすることによって、瞬時に行動を起こせるスタンバイが整うのだそうです。

 

実験では、ネコ、イヌだったそうですが、この反応は、人間にも当てはまる状態で、人間たちは、この体の反応によって、マンモスがいた時代から、生き延びていることができたというワケなのです。

 

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だから、現在の私たちにも、この反応が備わっており、恐怖や、怒りを感じた時には、この状態になるのです。

 

誰もが、1度は経験しているかも知れませんが、緊張して、手の平に汗をかくのも、この反応によるものであると、メディアで聞いたことがあります。

 

問題は、ここからです。

 

現代社会で、ストレスを感じるたびに、この反応に逆らわずにいたら、人間関係を良好に保つことができません。

会社内で、叱れてしまったからと言って、いちいち逃げて、辞めてしまっては、いつまで経ってもキャリアを積むことができません。

 

このことから、現代社会を生きて行くには、この反応に立ち向かい、「闘争・逃走反応」の気持ちを抑えていなければ、人間社会にうまく対処できないということなのです。

 

ストレスを受けた体は、「闘争・逃走反応」なのに、この状態を抑えるのですから、ストレス反応の”ミスマッチ理論”と呼ばれているそうです。

 

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しかも、このストレス反応は、1種類しか存在しないそうで、ライオンに襲われた時と、税金の心配をしているときのストレス反応は同じ[※1]なのだそうです(ロバート・M・サポルスキー)。

 

現代社会で考えたら、ライオンに襲われたら逃げるべきであり、税金からは、逃げるわけにはいきません。

 

人間社会の中で生きて行くために、このストレス反応を、うまくコントロールするようになったのが、現代人というワケなのです。

 

このコントロールは、子どもの時から訓練する必要があると、個人的には思います。

 

逆に考えれば、このストレス反応にマッチした場合に、犯罪が起こる可能性があるのではないか?と思ってしまいました。

みんながみんな、このストレスに対して、うまくコントロールできるか?と言ったら、NOだと思います。だから、仲間や、家族が必要ではないかと思うのです。

 

それでも、気心の知れた仲であっても、ストレスはあります。

それに疲れてしまい、面倒だと思っている人も多いのではないかと思います。

現在なら、SNSで、一方的に思いを書き込むことができ、それを、誰かが読んでくれていると分かっただけで、ちょっと気持ちが軽くなったりします。

しかし、その書き込みの中に、誹謗中傷があった場合には、よりストレスが溜まってしまう可能性もあるかと思います。そうなったら、もう抑えることができなくなってしまうのは、容易に想像することができます。

 

こう言った状態の時は、内容を聞いてくれるだけでも良かったりしますが、やっぱり、返事が欲しいのではないかと思うのです。

そんなことを話せる、恋人、友達、同僚、先輩がいないという人もいるでしょう。

おまけに、家族には弱みを見せることができないという方は、ただ、家族と一緒に過ごすだけでも、少しは違うのではないかと思います。

 

そして、何かしてやりたいと思ってしまった時には、家族がいるということを、忘れないで欲しいのです。

もし、自分の子どもが、そうなってしまっていたら「教えて欲しかった」「力になってあげたい」と思うのではないでしょうか。タイミングが合わないということもありますが、その時は、一緒にご飯を食べて、そばにいるだけでも個人的には、心が収まると思っています。

 

思い切って、家族に甘えることは、結果として、人様のため、家族のため、そして、自分のためになるのではないかと思います。

生きていれば、何回でもやり直すことができるのです。

 

一時の感情で、これからの一生の未来を闇にしてしまう選択をしてしまっては、取り返しがつきません。だから、その行動を起こした後には、耐えることができず、自殺を図ってしまうそうです。

選択した方法が、知らない人を、巻き込む方法であれば、それぞれに家族がいることも、忘れないで欲しいのです。誰かのママであったり、やりたいことの途中であったり、家族を支えるパパであったり、誰かの息子、娘なのです。

 

これらを背負う方が、よっぽどストレスではないでしょうか。

社会に恨みがあるのなら、もっと違う方法で、改善に向かうようにするには、どうしたらいいのかを考えたり、もっと違う人生を歩んでみる方が、誰も辛い想いをしなくて済みます。

 

そのために、私たちは勉強しているのだと、個人的には思っています。

問題を解決する方法は、たくさんあると思うのです。1人で考えられなかったら、仲間を探すことだってできます。だって、ストレスを感じるということは、エネルギーがある証拠ですから。

 

だから、人間は、1人では生きて行けず、支え合う生き物だと、改めて感じます。

 

 

 

同じ著書の別見解「日本はストレス社会、だからこそ長生き大国説」もあります。

 

[※1] 実際には、このストレス反応は1つではないということが、分かったそうで、その内容に興味のある方は、著書を参照ください。本記事では、割愛させていただきます。

 

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