小学生も、町のイベントに参加できる自由

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

前回に取り上げた「レッジョ・エミリアの小学校はどんな感じ?」の続きになります。

 

普段に、アポなしで小学校に入ったら、変質者扱いになってしまいますが、運よくこの日は、町全体で、開催している「FOTOGRAFIA EUROPEA(フォログラフィア・エウロペア)」[※1]と呼ばれる、写真イベントで、こちらの小学校も参加されていたため、入れたと言うワケなのです。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ピンクの太枠になっているのが、この写真イベントに参加していると言うマークになっています。

 

小学校の大きな扉を開けて入り、写真が展示されている場所が、何処だか分からないまま、ウロウロしていました。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

勝手なイメージですが、こういったイベントは1Fの、分かりやすいところではないかと思っていたので、関係のない教室を見学することができました。

イタリア人は、愛国心が強いと聞いていましたが、この地図を見る限り、どうやら本当っぽいと思ってしまいました。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

多分ですが、これは時間割ではないかと思います。

これを見る限り、週のほとんどが、13:00までで終了するようで、水曜日だけが、夕方までの歴史の授業があると言う感じのようです。

私がここに来た時期は、4月、5月でしたので、恐らく1年中、このスケジュールで授業が行われているのだと思われます。

 

これは、語学学校で聞いた話なのですが、小学校での授業は、動物園のような悲惨な様子なのだそうです。落ち着きがなく、集中が保たないと言うのです。

そして、語学学校の先生たちは、日本人の子どもたちは「静かで、お行儀がいい」と、感心していました。

レッジョ・アプローチを行なっている保育園の、子どもたちが活動している様子は、小グループの場合は、落ち着いているのかもしれませんが、一斉になった時には、いつもではないと思いますが、こんな風に動物園のようになってしまうこともあるのかもしれません。

それは、日本でも同じようなことが言え、静かに待機ができるように、絵本を読んだり、手遊びをしたり、お話をしたりと、保育者の方は、工夫を凝らしておられます。

また、人が話している時には、静かにしなければ聞くことができない、そして、目上の人の話はしっかりと聞くなどというマナーなどは、家庭でも、保育園、幼稚園の時でも、日本では自然に身についていくことなので、当たり前だと思っていました。ですが、世界では当たり前ではないというのも、同時に感じてしまいました。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

トイレでは、お掃除の最中でした。保育園でも、そうなのですが、掃除をする人は、掃除をする人で人を雇っているので、決まった時間になると、こうやって清掃をしてくれる人たちが、せっせと、隅々まで、ピカピカにしてくれています。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

職員室的な、事務所的な場所を発見してしまいました。ここには、コピー機、そして、プリントが散乱し、やっぱり欠かせないエスプレッソ機も設置されていました。

 

写真には撮っていないのですが、この部屋のすぐ近くの教室で、大人だけが集まって、なんだが大声で話し合いをしている場面をお見かけしました。

教師らしき方と、その他の大人は、どうやら親のようで、教師に対しても対等に話を、されているようでした。イタリア語は早口にしやすいので、なんだか怒っているような印象もありました。

イタリア人には、国民性とも言える、性質があるそうで、話合っている席でも、日本ではありえないようなことが起こるそうです。これは、また別の機会に紹介したいと思います。

 

その、激しい話し合いを聞いていたら、職員の方が私に気付き「フォログラフィア・エウロペアよね?」と声をかけてもらい、案内をしてくれました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「この先よ」と示してくれた場所は、地下でした。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

地下に行くと、先生らしき人が、「こちらです」と示してくれ、「案内はこの子たちがしてくれます」と言って、小学生の何人かが、私に話しかけてくれて「紹介します」と、お部屋と、自分たちが撮った写真の説明をしれくれました。

私は、イタリア語を勉強していましたが、なんと、その子たちは英語で紹介してくれたのです。「おもてなし」の気持ちが伝わって、思わず笑顔になってしまいました。

彼らが話してくれる英語は、聞き取りやすく、抵抗なくスッと理解することができました。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

レトロな教室にも驚きましたが、至るところに写真が設置してありました。

この写真について、紹介してくれる彼らは、ほとんどが、女の子でしたが、男の子もいました。日本でも同じですが、このようなイベントでは、女の子がグイグイと引っ張ってくれるんだなと、ニヤニヤしてしまいました。

男の子は、ちょっとめんどくさそうでしたが、なんだか、その気持ちも分かるなぁと、終始笑みが止まりませんでした。

 

子どもたちが撮ってきた写真が並べられ、撮った子が紹介してくれ、街中や、家の中など、様々な場所で撮っているようで、真ん中の写真は、「これは、犬のエサです」と紹介してくれました。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「これは、地図です」

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「これは、広場にある木です」と、テンポよく進んで行きます。私の性格は、ゆっくりとマイペースに見たいタイプだったので、ある程度紹介してくれたら、解放してくれて、あとは自由にみることができました。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

どれも素敵ですが、個人的にはこういった何気ない1枚がグッときてしまいました。この人の習慣であったり、状態であったりが伝わってくるので、アングルも最高です。この写真を撮った子と、仲良くなれそうな予感がしてしまいました。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

他の部屋でも写真が散りばめられ、イタリアではこういった、自分たちが育った地域の歴史を詳しく学んでいるようですが、それが本当にそうなんだと感じさせる場所でした。昔の写真も、この機会に展示されているような感じでした。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

映像も流れていました。

このスクリーンの近くには、先生が座っておられ、その先生と、もう1人の大人が、世間話を、結構な音量で交わしているという、なんともラフで、自由な雰囲気は、私は居心地が良く感じてしまいました。

 

 

小学校で、開催されていた写真のイベントは、これで以上ですが、個人的に環境設定を見たいタイプなので、置かれていた素材などを紹介したいと思います。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

拾ってきた、木の実や、木材など

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

廃材素材が置かれている「レミダ(詳しくは「「レミダ」という廃材マテリアル置き場」にて)」でも、こういった素材が置かれていたので、おそらく、そこから持ってきたのではないかと思われます。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

よく使われていると思われる、赤と青のインク

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

なんとなく、色別にされている色鉛筆

 

ドキュメンテーションも飾ってあったのですが、お子様が写り込んでいるので、モザイクにしたりして、紹介できたらと思っています。

 

 

[※1]「FOTOGRAFIA EUROPEA(フォログラフィア・エウロペア)」http://www.fotografiaeuropea.it(イタリア語のサイトになります)

広告

小学生も、町のイベントに参加できる自由” への2件のフィードバック

追加

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

WordPress.com Blog. テーマ: Baskerville 2 by Anders Noren

ページ先頭へ ↑

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。