科学的に自分を見つめるセルフカウンセリング

ケリー

『スタンフォードの自分を変える教室』は、個人的にヨガをしたいと思ったのがきっかけで、このシリーズのヨガ教室版を持っていて、それを読んでから、こちらの本に辿りつきました。

Amazonには、評価というシステムが存在していて、商品についてはいいと思っているのだが(購入するときの参考にもなるので)、本に関しては、この評価は個人的には好きではないので、Amazonに書き込まず、自分のブログで書かせてもらおうという思っています。

著者である、ケリー・マクゴニガルさんは、心理学者であり、中でも健康心理学を専門にされている方です(wikipedia)。

 

何か目標があって(ダイエット、プロジェクト、禁煙など何でも当てはまる)、それに向かって行かなければならないのに、集中することができなかったり、何故か目標から遠ざかる行動を通ってしまうということに、心当たりがある人は、この本を読むだけで、考え方が変わるかもしれません。

いろんな人に当てはまるように書かれているので、誰でも「そうなんだよねぇ」と思いながら、スラスラと読み進めることができてしまう。その目標を達成できないのは、「自分の意思が弱いから」だと、いつも嘆いている人には、特に向いているのではないかと思われます。

 

どうして、こんな行動をとってしまうのか、科学的に説明してくれているので、説得力があり、自分を責める必要ななくなるだけで、何とも解放された気持ちにさせてくれる。具体的に、対処法も紹介してくれているのも、嬉しい点です。

どの章も、紹介したいのだが、個人的に「あっそうか!」と改めて思ったことが書かれていたので、それだけ紹介したい。しかも、第1章という、序盤も序盤に出てくる内容で、ほとんどの人は、こんなところに興味なんてないと思われる箇所になります。

 

このほんの数世代前までは、生きていくうえで重要なことはごくわずかでした。

①食べ物を見つける。

②繁殖する。

③人食いワニとの遭遇を避ける。

しかし、いまやあなたは密接な結びつきをもつ部族の中で暮らしており、生き残っていくためには、仲間のホモサピエンスの力を借りなければなりません。

つまり「他人を激怒させないようにすること」が生き残るための心得に加わったのです。

共同体で生きていくにはみんなで協力し、資源を分かち合わなければなりません。欲しいからといって、何でも好き勝手に手を出すわけにはいかないのです。

もし誰かの水牛バーガーや、パートナーを盗みとったりしたら、集団から追い出されるか、悪くすれば殺されてしまうかもしれません。

[中略]

歴史が進むにつれ、人間社会はますます複雑になり、それに合わせて自制心の強化も求められるようになりました。

集団に属し、協力し、長期的な関係を維持する必要に迫られた原始人は、それこそ脳みそをふりしぼって、自己コントロールの方法を考えようとしました。そうした必要に迫られた結果、人間は現在のような進化をとげたのです。

脳は必要性に応じて進化し、私たちはついに「意志力」を手に入れました。いかにも人間らしい衝動をコントロールするための力です。

 

引用文が長くなってしまいましたが、「脳みそ」も進化するものなのだと、個人的には、ハッとしてしまったのです。

 

進化するということは、その環境に応じて、必要なことだから変わっていることだと思っています。そして、この変化は、身体にばかり起こることだと思っていました。

よく写真で見かけることがある、アウストラロピテクスが、現在の人類になるまでの過程が記されている絵や、博物館にもあるようなモノしか頭にはなかったのです。

こういった、社会性のような進化は、受け継がれているもので、本能ではなく、今まで築き上げてきた社会の中に入れば、学ぶことができると思っていたので、DNAにも刻まれているということなのでしょうか(そこまでは書いていませんが、匂わせているように感じます)。

 

人間は、生まれた環境に応じて、その考えや、思想までもが、自分自身になっているような気がしています。大きなことから、小さな習慣まで様々です。その環境に育ててもらっているといってもいいのではないかと思っています。

私の個人的な考えとしては、生まれた時には、原始人のときと同じ脳みそなのだけれど(感情的であったり、暴力的な面があるということで、自己中心的な思考もあるということです)、生まれた場所の環境で、この自己コントロールを学んでいく(親や、周りの大人たちが教える)のではないかと思っています。

 

「あっそうか!」と思ったところは、”共同体で生きていくにはみんなで協力し、資源を分かち合わなければなりません。欲しいからといって、何でも好き勝手に手を出すわけにはいかないのです”という箇所です。何となく、子どもの頃から「みんなと協力しなきゃ」とか、「人に迷惑をかけてはいけない」とか、そんな風にして育ってきましたが、根本的な理由として、原始人の時代から、集落になっていく経緯から続いているという事実を知ることで、長年の自分の意識の中に、しっかりとした形で腑に落ちてくれたというような感覚を味わうことができました。

 

この本を全部読まれると、人生をもっと楽に、そして、目標もしっかりと達成できるという素敵な暮らしができるかもしれません。

 

 

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